「もう少しだけ、そばにいて」という願いが、二人の関係を動かす。離れなければならない事情と、それでも一緒にいたい気持ちのあいだで揺れる、切なさ重視のBL。白野ほなみによるくろふねピクシブシリーズで、既刊2巻、レビュー評価4.8。泣ける話を探している人に。
PONDOM / THEME
人間ドラマ
恋や戦いより、人と人の関係そのものを描く作品。離れなければならない事情、言えなかった言葉、時間を経て変わった距離感。派手な展開は少なくても、読み終えた後に残るものが大きいテーマです。恋愛やBLの中でも、切なさや余韻を重視する作品はここにも入れています。
人間ドラマのポン
人間ドラマの作品が入っているポン
SF名作ポン
エヴァ、ナウシカ、GANTZ、AKIRA。時代を作ったSF漫画から1作品。
完結漫画ポン
ヒロアカ、チ。、ゴールデンカムイ、ハイキュー!!。最後まで読める名作から1作品。
王道少年漫画ポン
ONE PIECE、ドラゴンボール、鬼滅、チェンソーマン。少年漫画の王道から1作品。
ミステリー・サスペンス名作ポン
東京喰種、コナン、DEATH NOTE、MONSTER。謎と緊張の名作から1作品。
BL漫画ポン
貴族・学生・社会人・異世界。設定も温度も違うBLから1作品。
スポーツ名作ポン
ハイキュー!!、スラムダンク、黒子のバスケ、ダイヤのA。熱くなれるスポーツ漫画から1作品。
ファンタジー定番ポン
約ネバ、フリーレン、ダイの大冒険、暁のヨナ。ファンタジーの定番から1作品。
恋愛名作ポン
君に届け、アオハライド、のだめ、NANA。読み継がれる恋愛漫画から1作品。
ファンタジー名作ポン
鋼の錬金術師、夏目友人帳、ベルセルク、ダンジョン飯。ファンタジーの名作から1作品。
人間ドラマの作品
光がめぐり、またたくように、二人の関係も明るくなったり陰ったりを繰り返す。山下街によるihr HertZ作品で、静かなトーンで感情の揺れを描く。既刊2巻、レビュー評価4.7。派手な展開より、空気感と心情を味わいたい人に向いた一作。一場面ごとの光の描写が、そのまま感情の描写になっている。
謎の敵「使徒」と戦うため、14歳の碇シンジは人型兵器エヴァンゲリオンに乗せられる。父との断絶、他人との距離、自分の存在価値。社会現象になったアニメを、キャラクターデザイナーの貞本義行が漫画化した版で、アニメとは異なる結末に向かう。全14巻で完結。
2070年代、宇宙開発が進んだ人類は、軌道上に漂う宇宙ゴミ(デブリ)の処理に追われていた。デブリ回収船に乗る青年ハチマキが、宇宙飛行士の夢と現実、仲間や家族との関係の中で、自分の生き方を見つけていく。全4巻と短いが、宇宙もの・青春ものとして今も読み継がれる名作。
飲めば永遠の命が手に入るという火の鳥の血をめぐり、古代から未来まで、時代を変えながら人間の生と死を描く連作。「黎明編」「未来編」「鳳凰編」など各編は独立しつつ、全体で一つの輪を成す構成。手塚治虫が生涯かけて描いたライフワークで、漫画という表現の到達点として語られる。
定年間近の冴えない男・犬屋敷壱郎と、高校生の獅子神皓は、同じ夜に宇宙人の事故に巻き込まれ、機械の体に作り替えられる。同じ力を得た二人は、片方は人を救い、片方は人を殺す道を選ぶ。『GANTZ』の作者が描く、老人とヒーローと殺人者の物語。全10巻で完結。
イタリアの公的機関「社会福祉公社」は、重傷を負った少女たちを義体化し、記憶を操作して対テロ工作員に仕立てていた。担当官との擬似的な絆と、薬で削られていく寿命。可愛らしい絵柄で描かれる残酷な設定が読者の心を掴んだ。全15巻で完結し、後半のドラマは特に評価が高い。
夏休みに集まった15人の少年少女が、地球を守るための巨大ロボットの操縦者に選ばれる。だが操縦者は戦いのたびに一人ずつ命を落とす。子供たちがそれぞれの家庭の事情や後悔を抱えたまま、順番に戦って死んでいく。救いのない設定を丁寧に描き切った全11巻。
永遠に少年のまま生きるバンパネラ(吸血鬼)の一族。エドガーとアランの二人が、時代と場所を変えながら、人間の世界の縁で生きていく。1972年に発表された萩尾望都の代表作で、少女漫画の表現を決定的に変えたとされる。2016年からの続編で新しい読者も増えた。
天然パーマの大学生・久能整は、殺人事件の容疑をかけられた取り調べの場で、刑事たちの矛盾を淡々と語り出す。事件の謎解きと同じくらい、整が語る人間関係や社会への視点が読みどころ。会話劇中心のミステリーで、ドラマ化で幅広い読者を獲得した。連載中。
中学生の春日は、クラスの憧れの少女の体操着を衝動的に持ち帰ってしまう。それを見ていた孤立した少女・仲村に脅され、彼女の「契約」に付き合わされる。田舎町の閉塞感と、思春期の衝動と自己嫌悪を、逃げ場のない筆致で描く。全11巻で完結し、後半の展開が読者を二分した問題作。
1980年代のニューヨーク。ストリートギャングのリーダー、アッシュは、瀕死の男が残した「バナナフィッシュ」という言葉の謎を追う。日本から来た青年・英二との友情と、マフィアに支配された過去からの脱出。少女漫画の枠を超えたハードな犯罪サスペンスで、2018年のアニメ化で再評価された。
バイク事故で車椅子になった少年、バスケ部を追われた高校生、身体を失って向き合う元スプリンター。車椅子バスケを軸に、それぞれの挫折と再起を描く。『スラムダンク』の井上雄彦が1999年から描き続ける、スポーツ漫画というより人生の漫画。刊行ペースは遅いが、1巻ごとの重みが違う。
卓球部のペコとスマイル。天才肌で自信家のペコと、才能がありながら勝負を避けるスマイルの、正反対の幼馴染。高校の卓球大会で、二人はそれぞれの形で「ヒーロー」と向き合う。松本大洋の独特の絵と、全5巻に凝縮された青春の密度。映画・アニメともに名作として知られる。
美大に通う竹本、森田、真山と、天才的な絵の才能を持つ小さな少女はぐみ。恋をして、報われず、それでも進んでいく若者たちの群像劇。片思いばかりが続く関係と、卒業と進路という現実。羽海野チカの出世作で、「青春の終わり」を描いた作品として今も読み継がれる。全10巻。
小学生の進藤ヒカルは、祖父の家で見つけた古い碁盤に宿っていた平安時代の天才棋士・藤原佐為の霊に取り憑かれる。佐為にせがまれて打ち始めた囲碁に、やがてヒカル自身がのめり込んでいく。ライバル・塔矢アキラとの関係と、囲碁を知らなくても伝わる対局の緊張感。全23巻。
母の死をきっかけに、ピアノの音が聞こえなくなった元天才少年・有馬公生。自由奔放なヴァイオリニスト・宮園かをりとの出会いで、彼は再び音楽と向き合う。音楽とモノクロの漫画で「音」を描こうとした表現と、結末の切なさ。全11巻で完結し、アニメと実写映画も高評価。
絵の上手い真城最高と、文才のある高木秋人。二人の中学生は「週刊少年ジャンプ」で連載を持つことを目指し、原作・作画のコンビとして漫画家の道を歩む。編集部、アンケート、ライバル作家といった漫画業界の裏側を、当のジャンプで連載した挑戦作。全20巻。『DEATH NOTE』コンビの作品。
1966年の長崎・佐世保。転校続きで人と関わらずにきた薫は、不良と噂される千太郎と出会い、彼が叩くジャズのドラムに惹かれる。ジャズを通した友情と、三角関係の恋。昭和40年代の空気と音楽を丁寧に描いた青春漫画で、全9巻で完結。アニメ・実写映画ともに評価が高い。
平凡な少女・北島マヤは、演劇にだけ天才的な才能を持っていた。伝説の女優・月影千草に見出され、幻の名作「紅天女」の後継者を、ライバルの姫川亜弓と争う。1976年に始まり、今なお完結していない少女漫画の金字塔。文庫版でまとめて読める。演劇の世界に引き込む力が圧倒的。
平凡な中学生の田中幸雄(コユキ)は、天才ギタリスト・南竜介と出会い、音楽の世界に引き込まれる。バンド「BECK」を組み、ライブハウスから世界へ。ロックの歴史と現場の空気を丁寧に描いた音楽漫画の代表作で、全34巻で完結。アニメ・実写映画も作られた。
成績優秀で遊びも上手い高校生・矢口八虎は、美術室で見た一枚の絵に心を奪われ、美術の道に進むことを決める。日本一倍率が高い東京藝大を目指し、絵を描くとは何かをゼロから学んでいく。美術受験のリアルと、表現することの苦しさと喜びを描く。2017年から連載中。
15歳の少女・鮎喰響が、文芸誌の新人賞に送った原稿は、規定を無視した手書きだったが、編集者に「天才」だと見抜かれる。他人の評価に一切興味がなく、暴力も辞さない響の異常さと、周囲の作家たちの動揺。文学の世界を舞台に「天才」そのものを描いた作品。全13巻で完結、実写映画化。
進学校で燃え尽きた八軒勇吾は、寮があるという理由だけで北海道の農業高校に入学する。牛の世話、豚の解体、農作業、そして夢を持つ同級生たち。夢も目的もなかった少年が、農業と食を通して自分の道を探していく。『鋼の錬金術師』の荒川弘が自身の出身地を描いた全15巻。
幼くして家族を事故で失い、将棋の師匠の家で育った17歳のプロ棋士・桐山零。孤独に暮らす彼が、川本家の三姉妹と出会い、少しずつ人との関係を取り戻していく。将棋の勝負と、いじめや家族の問題を並行して描き、羽海野チカの静かな筆致が沁みる。2007年から連載中。
幼い頃、弟と一緒に宇宙飛行士になると約束した兄・南波六太。弟のヒビトは先に宇宙飛行士になり、六太は会社をクビになっていた。31歳から宇宙飛行士選抜試験に挑む兄の物語。試験と訓練のリアルな描写と、仲間たちの人生。大人の再挑戦を描く漫画の代表格で、2007年から連載中。
聴覚障害のある転校生・西宮硝子をいじめた小学生の石田将也は、やがて自分がいじめの標的になり、孤立したまま高校生になる。死ぬつもりで硝子に会いに行った将也が、彼女との関係をやり直そうとする。いじめ、障害、贖罪という重い題材を、逃げずに描き切った全7巻。映画版も高評価。
父親と一緒に引っ越してきた5歳の女の子・よつばが、隣家の三姉妹や近所の人たちと過ごす、何気ない毎日。事件は何も起きない。ただ、よつばの目で見た世界が新鮮で、笑えて、時々泣ける。2003年から続き、単行本は年に1冊出るかどうかだが、出るたびに話題になる。
祖母の介護のために田舎に戻ってきた30代の女性・つぐみ。祖母の死後、家に居着いた大学教授の海江田という年上の男との、静かで強引な同居生活。大人の恋を、色気と余裕のある筆致で描く西炯子の代表作。全4巻で完結し、実写映画化もされた。年上の男の余裕と、それに戸惑う女性の視点が心地よい。
鎌倉に暮らす三姉妹のもとに、父の葬儀で出会った異母妹の中学生・すずが引き取られてくる。四姉妹になった家族の日常と、それぞれの恋と仕事、鎌倉の季節。吉田秋生が長い間隔で描いた全9巻で、是枝裕和監督の映画版も高い評価を受けた。四季の食べ物と鎌倉の風景が、物語と同じくらい印象に残る。
弁護士のシロさんと美容師のケンジ。同居する二人の毎日を、シロさんが作る夕飯を軸に描く。料理の手順が丁寧に書かれていて、そのまま作れるレシピ漫画としても読める。同性カップルの生活と親との関係を、日常の延長として淡々と描く。ドラマ化でさらに読者が広がった。2007年から連載中。
無免許ながら天才的な腕を持つ外科医ブラック・ジャックが、法外な報酬と引き換えに患者を救う一話完結の連作。命の値段、医療の限界、人間の愚かさと気高さ。1973年に始まった手塚治虫の代表作は、医療漫画の原点として今も読まれ、文庫版でまとめて読める。
40歳を目前にした図書館司書の岩谷ヨリは、同窓会で再会した既婚者の真木誠と関係を持ってしまう。不倫という言葉では片付かない、大人同士の恋の駆け引きと、周囲の家族の事情。西炯子が描く、女性の40代の恋。全8巻で完結。恋の高揚より、そのあとに来る現実の重さまで描く。
漫画家になる前の東村アキコと、宮崎の絵画教室の先生・日高先生。竹刀を持って「描け!」と怒鳴る先生に鍛えられ、美大に進み、漫画家になるまでの自伝的作品。先生への感謝と後悔を率直に描き、マンガ大賞2015を受賞。全5巻で完結し、2025年に実写映画化。
経営破綻寸前の私立高校に、元暴走族の弁護士・桜木建二が乗り込み、「東大合格者を出す」と宣言する。落ちこぼれの生徒たちを集めた特別進学クラスで、具体的な勉強法と受験戦略を叩き込む。ドラマ版の大ヒットで知られ、続編『ドラゴン桜2』も。受験生に実用書として読まれた漫画。
鳥のような姿で描かれる少年プンプンの、小学生から20代までの人生。転校生の愛子への恋、両親の離婚、自分は何者でもないという焦り。周囲は普通の人間として描かれる中、プンプンだけが記号のまま、その内面が容赦なく暴かれていく。浅野いにおの代表作、全13巻。
若手書道家の半田清舟は、展示会で評論家を殴ってしまい、頭を冷やすために五島列島に送られる。島の子供や住人たちに振り回されながら、書道と自分を見つめ直す。都会育ちの主人公と島の人々のずれをコメディとして描き、癒やし系の代表作に。全19巻で完結。
刑務所を出たばかりの与太郎は、そこで聞いた落語に惚れ込み、名人・八雲に弟子入りを志願する。八雲が語る、亡き親友・助六との若き日の因縁と、落語の衰退の予感。落語という芸を漫画で描き、昭和の空気を丸ごと閉じ込めた全10巻。アニメ版も傑作として知られる。
謎の疫病で男の数が激減した江戸時代。将軍は女性となり、大奥には美男が集められた。男女逆転の設定で、徳川三代から幕末までを描く歴史大河。女性の将軍たちの孤独と、男たちの立場の逆転を通して、権力と性を問い直す。全19巻で完結し、手塚治虫文化賞・ジェイムズ・ティプトリー・Jr.賞を受賞。
仙台の高校生・宮本大は、ジャズに出会い、河原でひたすらサックスを吹き続ける。「世界一のジャズプレーヤーになる」と決めた彼が、東京へ、そしてヨーロッパへ。音の出ない漫画で音楽の熱を伝える表現と、周囲の人々の後年の証言を挟む構成。シリーズは『EXPLORER』『MOMENTUM』と続く。
昭和19年、広島から呉へ嫁いだすずが、戦時下の暮らしを一日一日過ごしていく。配給、防空壕、空襲、そして原爆。悲劇を悲劇として描かず、日常のディテールと、絵を描くことが好きなすずの目線で戦争を描いた。全3巻。アニメ映画版は口コミで異例のロングランになった。
10日で5割の利息を取る闇金「カウカウファイナンス」の社長・丑嶋馨と、そこに金を借りに来る人々。ギャンブル、風俗、ホスト、マルチ商法、詐欺。借金で転がり落ちていく人間の姿を、章ごとに描く群像劇。社会の底を見せる作品として読まれ続け、全46巻で完結。ドラマ・映画化。
北アルプスを拠点にする山岳救助ボランティア・島崎三歩。遭難者を救い、時に遺体を背負って下りる彼の日々を、一話完結で描く。山の厳しさと、それでも「よく頑張った」と声をかける三歩の姿。山岳漫画の代表作で、全18巻。実写映画化もされた。山を知らなくても、三歩の穏やかさに救われる読者が多い。
上京する新幹線で隣り合わせた、同じ名前の二人の女性。恋に依存するナナ(奈々)と、パンクバンドのボーカルとして成功を目指すナナ。同居する二人の生活と、バンドメンバーとの恋、妊娠、別れ。2000年代を代表する女性漫画で、長期休載中のまま完結していないが、今も読まれ続ける。
付き合って10年、同棲して8年の、りつ子と則夫。結婚していない二人の日常を、同じ出来事を女性側と男性側の視点で交互に描く。同じ一日でも、見えているものがまるで違う。長く付き合ったカップルのリアルを描いて共感を集めた全5巻。読者自身のパートナーを思い出さずにはいられない。
15世紀のヨーロッパ。地球が太陽の周りを回っていると考えるだけで異端とされ、拷問と処刑が待っている時代に、それでも真理を追い求めた人々の物語。主人公は世代ごとに変わり、命と引き換えに「知」がリレーされていく。全8巻という短さに、宗教と科学と信念の物語を圧縮した傑作。手塚治虫文化賞大賞。
人付き合いが苦手で心に壁を作っている小雪と、周囲から完璧に見える美少年・ミナト。どちらも「本当の自分」を出せない高校生4人が、少しずつ関係を築いていく。web発の作品で、思春期のリアルな心の動きの描写が「共感しかない」と話題になった。全4巻で完結。
森に捨てられたピアノを弾いて育った少年・一ノ瀬海(カイ)。元ピアニストの阿字野に才能を見出され、正規の教育を受けていない彼が、やがてショパン・コンクールの舞台に立つ。音楽の才能と環境、ライバルたちとの関係を長い時間をかけて描く。全26巻で完結し、アニメ化。
中学受験専門塾に赴任してきたカリスマ講師・黒木蔵人は、「君たちが合格できたのは、父親の経済力と母親の狂気」と言い放つ。塾講師、子供、親、それぞれの思惑が交錯する中学受験の現場を、リアルなデータと共に描く。受験の実態を知る一冊としても読まれる。全21巻で完結、ドラマ化。
合唱部の中学生・岡聡実は、ヤクザの成田狂児に「カラオケ大会でビリになると刺青を入れられるから、歌を教えてくれ」と頼まれる。中学生とヤクザの奇妙な師弟関係を、和山やまの淡々とした間で描く1巻完結の作品。読後に不思議な余韻が残り、綾野剛主演の映画版も高評価。続編『ファミレス行こ。』。
中学生の静一と、彼を溺愛する母・静子。母の過剰な愛が少しずつ支配へと変わり、ある事件をきっかけに静一の世界が壊れていく。押見修造が「毒親」を正面から描いた心理サスペンスで、静かなコマの積み重ねが不安を増幅させる。全17巻で完結。読む人を選ぶが、忘れられない作品。
魔王を倒した勇者パーティの魔法使いフリーレンは、エルフゆえに千年を生きる。仲間だった勇者ヒンメルの死をきっかけに、彼女は「人を知る」ための旅に出る。冒険の後日談という発想と、時間の流れ方が違う者同士の感情の描き方で、2020年代を代表する作品に。マンガ大賞2021。アニメ化で世界的にヒット。
戦闘用の獣「闘蛇」を世話する母のもとで育った少女エリンは、母が闘蛇の大量死の責任を問われて処刑されるのを目の当たりにする。獣ノ医術師を目指す彼女は、誰も手なずけられない王獣と心を通わせてしまい、国の争いに巻き込まれていく。上橋菜穂子の小説のコミカライズで、全11巻。アニメ化。
学年新聞で4コマ漫画を連載する小学生・藤野と、不登校で絵の上手い京本。ライバル心から始まった二人は、やがて一緒に漫画を描くようになる。創作の喜びと、突然の喪失。藤本タツキが少年ジャンプ+で発表した読切で、公開直後から大きな反響を呼び、アニメ映画化された。1巻完結。