人口の8割が何らかの「個性」を持つ世界で、無個性に生まれた少年デクが、憧れのヒーロー・オールマイトから力を受け継ぎ、ヒーロー養成校で成長していく。学園もの、能力バトル、師弟の継承、敵側の物語まで、少年漫画の要素をまとめて背負った2010年代の代表作。完結済み。
YOUR NEXT FAVORITE IS INSIDE.
どんな出会いが、待っている?
全30作品から、あなたの1作品。
このポンについて
続きを待たなくていい、最後まで一気に読める完結済みの作品だけを集めました。少年漫画の王道から、少女漫画、青年誌のサスペンス、1巻で終わる短編まで。「完結しているから安心して始められる」を条件に、書店員の評価が高い30作品を並べています。全巻買いの相手を探している人に。
このポンに入っている30作品
15世紀のヨーロッパ。地球が太陽の周りを回っていると考えるだけで異端とされ、拷問と処刑が待っている時代に、それでも真理を追い求めた人々の物語。主人公は世代ごとに変わり、命と引き換えに「知」がリレーされていく。全8巻という短さに、宗教と科学と信念の物語を圧縮した傑作。手塚治虫文化賞大賞。
日露戦争帰りの兵士・杉元と、アイヌの少女アシㇼパが、網走監獄の囚人たちの体に刻まれた刺青を集めて金塊の在り処を追う。明治末期の北海道を舞台に、サバイバル、狩猟、料理、アイヌ文化、そして変人だらけの登場人物たちが入り乱れる。冒険活劇と文化解説とギャグが同居する傑作。完結済み。
小柄だがバネのある日向翔陽は、中学時代に敗れた天才セッター・影山飛雄と烏野高校バレー部で同じチームになる。二人の変人速攻を武器に、弱小校がかつての強豪として復活し、全国を目指す。試合の熱量とライバル校の描写の厚みで、スポーツ漫画の新しい基準を作った。全45巻で完結。
不良の桜木花道は、一目惚れした晴子の一言でバスケ部に入る。素人だった花道が、ライバルの流川や仲間たちと共に湘北高校をインターハイに導いていく。試合描写の完成度と、山王戦で幕を閉じる潔さで、日本のスポーツ漫画の頂点に挙げられる。全31巻。映画『THE FIRST SLAM DUNK』で再ブーム。
人間の負の感情から生まれる「呪い」と、それを祓う呪術師たちの戦い。特級呪物「宿儺の指」を飲み込んだ高校生・虎杖悠仁は、呪術高専に入って呪いと向き合う。術式の縛りをめぐる駆け引きと、容赦のない展開で2020年代前半を代表するバトル漫画になった。完結済み。
天才だが孤独な中学生・高嶺清麿のもとに、記憶を失った魔物の子ガッシュが現れる。100人の魔物の子が魔界の王を決めるために戦う中、二人はパートナーとして戦うことになる。ギャグとバトルと涙の配分が絶妙で、「完結の仕方が最高」と言われる代表格。続編『2』が電子で連載中。
母を蘇らせようとして錬金術の禁忌を犯し、兄エドワードは手足を、弟アルフォンスは体のすべてを失った。国家錬金術師となった兄弟は、元の体を取り戻すため「賢者の石」を追い、やがて国の中枢に潜む陰謀に辿り着く。伏線の回収と結末の完成度で、少年漫画の最高峰に挙げられる。全27巻。
22世紀からやってきたネコ型ロボット・ドラえもんと、何をやってもダメな小学生・のび太。四次元ポケットから出てくる道具が騒動を起こし、だいたい失敗に終わる。一話完結の短編で、子供が最初に出会う漫画の定番でありながら、大人が読み返すと切なさや皮肉に気づく。1969年から続く国民的作品。
小学生の綾瀬千早は、転校生の新に競技かるたを教わり、その世界に魅了される。高校で幼馴染の太一とかるた部を作り、クイーンを目指す。競技の描写はスポーツ漫画そのもので、千早・太一・新の三角関係も並行して進む。競技かるたのブームを生んだ作品で、全50巻で完結。
「クリスマスまでに彼氏がほしい」と願う高校1年生・ののかが出会ったのは、つかみどころのないクールな桐山くん。恋にまっすぐなののかと、恋をしない桐山くんの距離が、少しずつ縮まっていく。『俺物語!!』の河原和音が描く王道の少女漫画で、全13巻で完結。
父の借金のため、住み込みの家政婦として働くことになった女子高生・大野ふみ。雇い主は、無愛想な時代小説家・木曳野暁だった。家事をしながら距離を詰めていく二人の、年の差同居ロマンス。やまもり三香の丁寧な心情描写で人気を集めた。全14巻で完結。台詞の少ない場面の間の取り方が、この作者ならでは。
妄想癖のある地味なOL・平野木絵は、人の心が読める超能力を持つイケメン御曹司・高台光正に見初められる。妄想がすべて筒抜けになっている状況で、なぜか彼はそれを楽しんでいる。ラブコメとして笑いながら、心が読めることの孤独も描く。全6巻で完結、実写映画化。
人付き合いが苦手で心に壁を作っている小雪と、周囲から完璧に見える美少年・ミナト。どちらも「本当の自分」を出せない高校生4人が、少しずつ関係を築いていく。web発の作品で、思春期のリアルな心の動きの描写が「共感しかない」と話題になった。全4巻で完結。
伝説の殺し屋「ファブル」は、ボスから「1年間、誰も殺さず一般人として大阪で暮らせ」と命じられる。任務を全うしようとする彼の日常は、裏社会の人間たちに何度も脅かされる。最強の男が「殺さない」ために本気を出す逆転の構図と、脱力系のギャグ。全22巻で完結し、続編『The second contact』も。実写映画化。
森に捨てられたピアノを弾いて育った少年・一ノ瀬海(カイ)。元ピアニストの阿字野に才能を見出され、正規の教育を受けていない彼が、やがてショパン・コンクールの舞台に立つ。音楽の才能と環境、ライバルたちとの関係を長い時間をかけて描く。全26巻で完結し、アニメ化。
中学受験専門塾に赴任してきたカリスマ講師・黒木蔵人は、「君たちが合格できたのは、父親の経済力と母親の狂気」と言い放つ。塾講師、子供、親、それぞれの思惑が交錯する中学受験の現場を、リアルなデータと共に描く。受験の実態を知る一冊としても読まれる。全21巻で完結、ドラマ化。
合唱部の中学生・岡聡実は、ヤクザの成田狂児に「カラオケ大会でビリになると刺青を入れられるから、歌を教えてくれ」と頼まれる。中学生とヤクザの奇妙な師弟関係を、和山やまの淡々とした間で描く1巻完結の作品。読後に不思議な余韻が残り、綾野剛主演の映画版も高評価。続編『ファミレス行こ。』。
毎日どこかを怪我している天然男子・矢野くんと、彼を放っておけない世話焼き女子・吉田みつ。「普通の日々」を送りたい矢野くんと、それを支えるみつの、ゆっくりと進む恋。登場人物全員が優しく、読んでいて安心できる日常ラブコメ。全7巻で完結し、アニメ化もされた。
ヤクザの跡取り息子・一条楽と、ギャングのボスの娘・桐崎千棘は、抗争を避けるために「恋人のフリ」をさせられる。犬猿の仲の二人と、複数のヒロインたちが絡む学園ラブコメの王道。誰が「約束の女の子」なのかを軸に全25巻。ジャンプのラブコメとして2010年代を代表する一作。
腐女子の桃瀬成海は、転職先で幼馴染のゲームオタク・二藤宏嵩と再会し、「オタクに理解のある相手」として付き合い始める。オタクの会社員同士の恋を、あるあるとギャグで描く。pixivから生まれた作品で、アニメ化・実写映画化。全11巻で完結。オタク同士の会話のテンポの良さがそのまま魅力。
貧乏な高校生・上杉風太郎は、成績最下位の五つ子姉妹の家庭教師を引き受ける。見た目はそっくりでも性格がまるで違う五人と、勉強嫌いを直しながら距離を縮めていく。冒頭で「風太郎は五つ子の誰かと結婚する」と示され、誰が花嫁になるかを追う構造。全14巻で完結し、アニメ・映画化。
ある夜、空から降ってきた謎の生物が人間の脳に寄生し、人を食う。高校生の泉新一は、寄生生物「ミギー」に右手だけを乗っ取られ、人間と寄生生物の間で生きることになる。人間とは何か、生き物が生き物を食べるとはどういうことか。全10巻で問い切った、1990年代の名作。
遠い未来、人型の宝石たちが暮らす世界。月から襲来する「月人」に対抗するため、宝石たちは戦う。もろくて何の役にも立たないフォスフォフィライトが、体を失い、別のものに置き換えながら変わっていく物語。美しい絵柄と、後半になるほど残酷になる展開のギャップで話題に。完結済み。
ダンジョンでドラゴンに飲まれた妹を助けるため、金も食料もないパーティが選んだのは「モンスターを食べながら進む」こと。スライムやマンドレイクを調理する料理ものとして始まり、ダンジョンの生態系と欲望の物語へと深まっていく。全14巻で綺麗に完結。アニメ化で世界的にヒット。
死んでも生き返る新人類「亜人」。交通事故で自分が亜人だと知った高校生・永井圭は、人間扱いされない存在として追われる身になる。逃亡と実験と反乱、そして亜人同士の戦い。ヒーローらしくない主人公の冷静さと、黒い幽霊(IBM)を使った戦術の面白さが際立つ。全17巻で完結。
平凡なサラリーマンの鳥栖哲雄は、娘が半グレの彼氏から暴力を受けていることを知り、その男を殺してしまう。死体の処理、組織の追及、妻との共犯関係。普通の家族が犯罪の側に転がり落ちていく緊張を、伏線と心理戦で描く。全23巻で完結し、アニメ・実写ドラマ化。
中学生の静一と、彼を溺愛する母・静子。母の過剰な愛が少しずつ支配へと変わり、ある事件をきっかけに静一の世界が壊れていく。押見修造が「毒親」を正面から描いた心理サスペンスで、静かなコマの積み重ねが不安を増幅させる。全17巻で完結。読む人を選ぶが、忘れられない作品。
「謎」を食べる魔人ネウロが、魔界の謎を食い尽くして人間界にやってくる。女子高生・桂木弥子を探偵役に仕立て、彼女の影で事件を解決していく。異常な犯人たちの造形と、ダークで独特のギャグ。『暗殺教室』の松井優征のデビュー連載で、全23巻で完結。ミステリーというより怪奇探偵活劇。
惑星キャンプに向かった高校生9人が、宇宙空間に放り出される。漂流していた宇宙船に乗り込み、5000光年先から地球を目指す旅が始まる。仲間の中に裏切り者がいるという疑心と、張り巡らされた伏線の回収。全5巻で完結し、マンガ大賞2019を受賞。『SKET DANCE』の篠原健太による、密度の高いSFミステリー。