進学校で燃え尽きた八軒勇吾は、寮があるという理由だけで北海道の農業高校に入学する。牛の世話、豚の解体、農作業、そして夢を持つ同級生たち。夢も目的もなかった少年が、農業と食を通して自分の道を探していく。『鋼の錬金術師』の荒川弘が自身の出身地を描いた全15巻。
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全20作品から、あなたの1作品。
このポンについて
ブックオフの歴代売上ランキングから、ヒューマンドラマの上位20作品を収録しました。農業高校、将棋、宇宙飛行士、落語、大奥、闇金、山岳救助。題材はばらばらでも、どれも「人がどう生きるか」を描いた作品です。派手なバトルがなくても引き込まれる漫画に出会えます。
このポンに入っている20作品
幼くして家族を事故で失い、将棋の師匠の家で育った17歳のプロ棋士・桐山零。孤独に暮らす彼が、川本家の三姉妹と出会い、少しずつ人との関係を取り戻していく。将棋の勝負と、いじめや家族の問題を並行して描き、羽海野チカの静かな筆致が沁みる。2007年から連載中。
幼い頃、弟と一緒に宇宙飛行士になると約束した兄・南波六太。弟のヒビトは先に宇宙飛行士になり、六太は会社をクビになっていた。31歳から宇宙飛行士選抜試験に挑む兄の物語。試験と訓練のリアルな描写と、仲間たちの人生。大人の再挑戦を描く漫画の代表格で、2007年から連載中。
聴覚障害のある転校生・西宮硝子をいじめた小学生の石田将也は、やがて自分がいじめの標的になり、孤立したまま高校生になる。死ぬつもりで硝子に会いに行った将也が、彼女との関係をやり直そうとする。いじめ、障害、贖罪という重い題材を、逃げずに描き切った全7巻。映画版も高評価。
父親と一緒に引っ越してきた5歳の女の子・よつばが、隣家の三姉妹や近所の人たちと過ごす、何気ない毎日。事件は何も起きない。ただ、よつばの目で見た世界が新鮮で、笑えて、時々泣ける。2003年から続き、単行本は年に1冊出るかどうかだが、出るたびに話題になる。
祖母の介護のために田舎に戻ってきた30代の女性・つぐみ。祖母の死後、家に居着いた大学教授の海江田という年上の男との、静かで強引な同居生活。大人の恋を、色気と余裕のある筆致で描く西炯子の代表作。全4巻で完結し、実写映画化もされた。年上の男の余裕と、それに戸惑う女性の視点が心地よい。
鎌倉に暮らす三姉妹のもとに、父の葬儀で出会った異母妹の中学生・すずが引き取られてくる。四姉妹になった家族の日常と、それぞれの恋と仕事、鎌倉の季節。吉田秋生が長い間隔で描いた全9巻で、是枝裕和監督の映画版も高い評価を受けた。四季の食べ物と鎌倉の風景が、物語と同じくらい印象に残る。
弁護士のシロさんと美容師のケンジ。同居する二人の毎日を、シロさんが作る夕飯を軸に描く。料理の手順が丁寧に書かれていて、そのまま作れるレシピ漫画としても読める。同性カップルの生活と親との関係を、日常の延長として淡々と描く。ドラマ化でさらに読者が広がった。2007年から連載中。
無免許ながら天才的な腕を持つ外科医ブラック・ジャックが、法外な報酬と引き換えに患者を救う一話完結の連作。命の値段、医療の限界、人間の愚かさと気高さ。1973年に始まった手塚治虫の代表作は、医療漫画の原点として今も読まれ、文庫版でまとめて読める。
40歳を目前にした図書館司書の岩谷ヨリは、同窓会で再会した既婚者の真木誠と関係を持ってしまう。不倫という言葉では片付かない、大人同士の恋の駆け引きと、周囲の家族の事情。西炯子が描く、女性の40代の恋。全8巻で完結。恋の高揚より、そのあとに来る現実の重さまで描く。
漫画家になる前の東村アキコと、宮崎の絵画教室の先生・日高先生。竹刀を持って「描け!」と怒鳴る先生に鍛えられ、美大に進み、漫画家になるまでの自伝的作品。先生への感謝と後悔を率直に描き、マンガ大賞2015を受賞。全5巻で完結し、2025年に実写映画化。
経営破綻寸前の私立高校に、元暴走族の弁護士・桜木建二が乗り込み、「東大合格者を出す」と宣言する。落ちこぼれの生徒たちを集めた特別進学クラスで、具体的な勉強法と受験戦略を叩き込む。ドラマ版の大ヒットで知られ、続編『ドラゴン桜2』も。受験生に実用書として読まれた漫画。
鳥のような姿で描かれる少年プンプンの、小学生から20代までの人生。転校生の愛子への恋、両親の離婚、自分は何者でもないという焦り。周囲は普通の人間として描かれる中、プンプンだけが記号のまま、その内面が容赦なく暴かれていく。浅野いにおの代表作、全13巻。
若手書道家の半田清舟は、展示会で評論家を殴ってしまい、頭を冷やすために五島列島に送られる。島の子供や住人たちに振り回されながら、書道と自分を見つめ直す。都会育ちの主人公と島の人々のずれをコメディとして描き、癒やし系の代表作に。全19巻で完結。
刑務所を出たばかりの与太郎は、そこで聞いた落語に惚れ込み、名人・八雲に弟子入りを志願する。八雲が語る、亡き親友・助六との若き日の因縁と、落語の衰退の予感。落語という芸を漫画で描き、昭和の空気を丸ごと閉じ込めた全10巻。アニメ版も傑作として知られる。
謎の疫病で男の数が激減した江戸時代。将軍は女性となり、大奥には美男が集められた。男女逆転の設定で、徳川三代から幕末までを描く歴史大河。女性の将軍たちの孤独と、男たちの立場の逆転を通して、権力と性を問い直す。全19巻で完結し、手塚治虫文化賞・ジェイムズ・ティプトリー・Jr.賞を受賞。
仙台の高校生・宮本大は、ジャズに出会い、河原でひたすらサックスを吹き続ける。「世界一のジャズプレーヤーになる」と決めた彼が、東京へ、そしてヨーロッパへ。音の出ない漫画で音楽の熱を伝える表現と、周囲の人々の後年の証言を挟む構成。シリーズは『EXPLORER』『MOMENTUM』と続く。
昭和19年、広島から呉へ嫁いだすずが、戦時下の暮らしを一日一日過ごしていく。配給、防空壕、空襲、そして原爆。悲劇を悲劇として描かず、日常のディテールと、絵を描くことが好きなすずの目線で戦争を描いた。全3巻。アニメ映画版は口コミで異例のロングランになった。
10日で5割の利息を取る闇金「カウカウファイナンス」の社長・丑嶋馨と、そこに金を借りに来る人々。ギャンブル、風俗、ホスト、マルチ商法、詐欺。借金で転がり落ちていく人間の姿を、章ごとに描く群像劇。社会の底を見せる作品として読まれ続け、全46巻で完結。ドラマ・映画化。
北アルプスを拠点にする山岳救助ボランティア・島崎三歩。遭難者を救い、時に遺体を背負って下りる彼の日々を、一話完結で描く。山の厳しさと、それでも「よく頑張った」と声をかける三歩の姿。山岳漫画の代表作で、全18巻。実写映画化もされた。山を知らなくても、三歩の穏やかさに救われる読者が多い。